|
トップページ > 企業・団体のボランティア社会貢献活動
「社会の公器」として、CSR(Corprate Social Responsibility：企業の社会的責任）の実践が重要になってきています。 つまり、企業がその価値を高め、持続可能な発展を遂げるためには、単に経済的価値のみをめざすのではなく、企業活動に関連したステークホルダー（利害関係者：株主、顧客、従業員、地域社会、地球環境etc）との良好な関係を考慮しつつ、「経済的」「社会的」「環境的」の三側面（トリプルボトムライン）のバランスがとれた経営が大切な時代になってきていると考えます。 これからの企業は、社会の目に「わが社」がどのように映っているか、映りたいかということを絶えず意識することが必要になっています。そして、企業の社会参加、社員の社会参加を通じて自社の価値観をアピールすることが求められているのです。 企業にとって、当面の課題としては
が、急務となっています。この三つの課題は、それぞれ別個に存在するのではなく、相互に経営課題して影響し合い問題解決を迫られています。
  社会福祉と一口で言っても、高齢者、障害者、児童など幅広い支援分野があります。国や地方自治体がいろいろな施策を講じていますが、施策には手薄な分野もあります。企業としては、このように手薄な分野を充実させたり、行政の施策にさらに上乗せして、福祉の厚みを増すことも有意義な活動です。  ガン、心臓病など多くの研究財団に企業は寄付をしています。また、骨髄移植財団や腎バンクへの寄付やエイズキャンペーンなどに協力する企業も増えつつあります。 国境なき医師団や病院への支援など、海外での活動に対する寄付も積極的に行なわれています。  スポーツ振興資金財団や各種競技団体への寄付やテニスコート、グランドなどの施設を地域に開放するなど、いろいろな方法があります。スポーツ活動支援は、地域に密着して行いやすい面があり、地域社会との連帯を考える際に有意義な対象分野となります。  事業所のある地域のふれあい夏まつりなどのイベントに協賛金を出したり、社員を世話係として派遣したり、また、企業自身も出展をするなど、様々な形で参加しています。また、良き企業市民となることをテーマとして、スポーツ少年団の育成なども行なっています。  最近、最も注目を集めている分野です。自然環境・地球環境全体の保全で、本業で培った技術・ノウハウを生かしながら企業が活動に参加していくことが期待されています。 また、資金支援やボランティア団体と連携して海浜や河川のクリーン・アップを行なうなど、多彩な活動が展開されています。  最近は、来日する外国人も増え、彼らをいかに快く受け入れられる社会にするかが一つの課題になっています。企業としても、留学生に奨学金を支給したり、工場見学に招待したり、宿泊施設を提供するなどの活動が増えつつあります。また、発展途上国の生活インフラ整備支援、教育・技術訓練などにも協力しています。  本業で扱っている飲料水、食料、毛布などを大量に送ったり、社員の救援ボランティア活動への参加、社員に奨学金を呼びかけるなどの支援活動が行なわれています。また、金融機関が義援金の振込み手数料を無料にしたり、運送会社が援助物資を無料で転送するなど、本業の強みを生かした協力がされています。  奨学金を中心として、企業は教育の支援をずっと続けてきました。経済的に困っている学生に対する支援はさることながら、今日では、海外からの技術研修生の受入れや、美術・音楽などの才能のある学生を支援するなど、幅広い支援が行なわれています。  著名な芸術家や芸術団体のみでなく、若手芸術家の育成、マイナーな芸能の支援なども行なわれています。また、聴衆など、芸術・文化の受け手の育成を意識して行なわれる企画もあります。さらに、地域のオーケストラに練習場を提供したり、発表の場所（ホール、美術館など）を提供したりしています。
|
