精神保健福祉ボランティア“グループ○(わ)

 
 精神保健福祉ボランティア“グループ○(わ)”は、保健所主催の精神保健ボランティア養成講座を受講修了した方々を中心に結成され、心の病(精神障害)を持つ方への理解を深める活動をしています。また、皆が喜び合い、自分らしくいられる場を提供するため、毎週1回、ボランティアと当事者が共に楽しめる「木曜サロン」を開催。おしゃべりや食事を中心に、気軽に集まれる場として定着しています。退院促進事業が本格化し、地域で安心して暮らせる場が益々必要になる中で、当事者とボランティアが協力しながらつくりあげるサロンは、市内でも貴重な存在です。それだけに公的機関との連携やより多くの担い手の育成も今後の課題と言えます。
 サロン発の新たな活動として、サロンに参加する女性の方が、「うつ病のことをもっと知ってもらいたい」と、自らのうつ体験を基に、ボランティアの協力を得て紙芝居を作りました。この紙芝居を使って、地域から心の病に対する偏見を少しずつでも取り除けたらと思っています。精神保健分野のボランティア活動の必要性は今後も高まる一方です。社会福祉協議会もサロン活動の支援や広報を通して、積極的な応援をしています。
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写真:守山市の家族会との交流サロン